交換方式だった”小さなメダル”『ドラクエ』4と5で悩んだ末に”得した武器”と”後悔した防具”に「試行錯誤こそ、一番楽しかった」「今や効率プレイ」

《記事内容》

『ドラゴンクエスト』シリーズでは定番となっている「ちいさなメダル」。もはやミニゲームの枠を超えており、ゲームクリアに欠かせない有能な武器やアイテムをゲットできたものだ。基本的に集めた枚数でメダル王からご褒美として報酬を受けるのだが、ファミコン版の『ドラクエ4』とスーファミ版の『ドラクエ5』は交換方式だった。そこで、何を手に入れるか非常に悩んだ末に得した武器と後悔した防具を2選ずつ見ていこう。


■シリーズ定番の嬉しい武器!「きせきのつるぎ」

「ちいさなメダル」といえばこの武器だろうというのが、「きせきのつるぎ」だ。
高い攻撃力だけでなく、HPも回復できる優れもので、初めて手にしたときは興奮したものだった。『ドラクエ4』から継続して登場しており、中盤戦以降のありがたい武器だったのは間違いない。しかも、装備できるキャラが多いのも嬉しかったな。

ファミコン版『ドラクエ4』では6枚で交換できる。その上には20枚で交換できる「はぐれメタルヘルム」があるのだが、攻略サイトなどなかった当時は非常に悩んだな。クリフトが装備できるのは大きかった。しかし、大好きなアリーナを差し置いて自分だけ回復するなんて……クリフトなら後悔しそうだぞ。もちろん、トルネコも装備できるのだが、彼はライアン加入時にはすでにお役御免だ!

スーファミ版の『ドラクエ5』では、交換するのに必要な枚数が16枚と多くなったものの、メダルは敵モンスターが落とすこともあるので、一応無限に手に入れることができた。

また、交換できるアイテムには「しんぴのよろい」や「はやぶさのけん」もあったが、やはり最初は「きせきのつるぎ」一択だろう。

とくにモンスターを仲間にできる『ドラクエ5』は、武器を買うお金が常に必要だったので、強力な「きせきのつるぎ」は重宝したものだった。


■メダル1枚でバギマが使えるお得な「てんばつのつえ」

シリーズおなじみの武器といえば「てんばつのつえ」も入るだろう。アイテムとして使用すると、バキ系の効果を発揮して敵グループを攻撃してくれる。序盤から中盤で手に入れられたら、非常にありがたいものだった。

しかもファミコン版の『ドラクエ4』では、なんとたったの1枚で交換可能だった。そのため、まずはお試しで交換しようというプレイヤーも多かったのではないだろうか。

しかもバギマの効果があるので、MPの温存に役立つ。船入手直後から交換可能だったが、なんせメダル王が初登場して最初にもらえるご褒美だったこともあって、筆者はなかなか見つけることができずに後回しにしていた。運よく見つけた人にとっては、夢のような武器だったといえるだろう。

さすがはメダル王! 太っ腹だったぞ。


■これはイマイチ…寝ている間に反撃する「せんしのパジャマ」

さて、設定が面白いのは、スーファミ版『ドラクエ5』において5枚で交換できる「せんしのパジャマ」だ。

この防具は守備力40と結構高く「はがねのよろい」よりも圧倒的に強い。なんと眠らされた状態でも「ねがえり」を打って反撃するという優れものなのだ。ただ、寝ているからなのか、攻撃力は半分程度となっている。

攻略サイトなどない時代だったので、そのネーミングに惹かれて筆者は交換してしまったのだが……う~ん、眠らされること自体が少ないし、ほかにも強力な防具はある。それにこのあたりのシリーズからは炎や吹雪といった耐性が重要になってくるので、無耐性の防具は重宝されないのだ。

というか、攻撃するくらいなら起きろよ!と言いたいところだし、はたから見たら呪われているように見えるだろうな……。息子の勇者に「お父さん大丈夫?」と言われそうだぞ。


■これに10枚は残念! 確率でMPを回復する「ふしぎなボレロ」

最後は、こちらもスーファミ版『ドラクエ5』に登場する「ふしぎなボレロ」だ。シリーズで何回も目にする防具なのだが、このアイテムも耐性がない。しかもMPを回復できるとはいえ、毎回ではなく1/6程度の確率なのだ。

しかも、本作には「いのりのゆびわ」や「まほうのせいすい」、「エルフののみぐすり」などといったMP回復アイテムがある。それならばほかの防具を装備したほうがお得だろうし、あと6枚我慢すれば「きせきのつるぎ」が手に入るので、そこまで頑張ったほうが得策だろう。

ただ、当時は3人パーティーで戦闘中の回復もままならず、思い切って交換したものだった。そして、後悔したものだ……。

せめて1枚程度ならいいが、これに10枚はちょっとないんじゃないかなメダル王よ! こっちは頑張って集めてきたのに……。労働の対価なのだから、今の時代ならクレームものだぞ!

さて、ここまで紹介したアイテムは、リメイク版になると改善されている。「てんばつのつえ」は交換枚数が増えてしまったので、あまり重宝されなくなったな。

ただ、初期が発売された当時はまだまだネットもない時代。リメイク版のように、ネットでリサーチしてから交換なんてできないものだった。

それだけにドキドキしながら「よし交換してみよう!」と思い立ってはみたものの、後悔したことが思い出されるな……。まあ、それも実際の冒険のようでいい思い出なのかもしれない。

詳細内容(出典:ふたまん+様)


ネットでの反応

この記事の最後にあるように、ゲームの楽しみ方自体、ネットもないからスタンドアローン的な良さというか、せいぜい攻略本で情報見てのドキドキ感。そんな時代的背景も感じました。

何度も泣いたDQ2の復活の呪文だとか、ロンダルキアの長い洞窟の苦しみを思い出した。
今思えば、不条理な設定も多かった気がするけど、社会人になったらもっと厳しく難しいことばかりだし。

子供の頃が懐かしいなぁ。
確かにいまのゲームは攻略サイトから入るよね。いかに効率よく、無駄なくプレイするか。ロスなんて絶対許せなくて、そのために誰もが当然のようにネットで情報を集める。

でもその攻略サイトがやっている試行錯誤こそ、当時いちばん楽しかった部分だよね。メダル景品の失敗も、そもそもメダルの場所もあれやこれや試したものだった。

そういう自分も今や効率プレイしてる。プレイしてるんだかさせられてるんだか?なんか考えさせられちゃった。
昔はファミ通を読んだり友達との情報交換などをして攻略してましたね。最近はネットから情報を得られて便利ではあるが高効率重視をするあまり冒険ではなく作業に近いようなゲームになりつつあるような気がします。自分もネット情報を見てしまいますがミスなくすんなり攻略してしまうとなんだかなぁ~って最近思ってしまいます。やはりある程度先バレ情報を見ないで苦労して攻略したほうが達成感は多いのかもしれません。
「きせきのつるぎ」は、まだファミコン版のⅣを買ってもらう前に友達がプレイしているのを見て攻撃後に回復する武器があるのを知って驚き、憧れがあり、入手方法を知ってからは絶対にきせきのつるぎを最優先で入手しようと思っていました。

シリーズではその後ちいさなメダルの探索方法に「とうぞくのはな」と「レミラーマ」で発見できるようになりましたが、ファミコン版のⅣは宝箱、壺、タンス等以外からは通路の行き止まりとかヒントが無い所も多く、友達に教えてもらうのが頼りで何でそんな所に…とその度に驚いていました。
他の方の投稿にも通ずるかと思いますが、友達との情報交換(ガセネタ含む)は、子供のコミュニケーションとしても楽しかったですよね。
真剣に考えて選択失敗した時の絶望感も、良い経験だったと思います。

確かにどのゲームも効率プレイになってます…
間違いなんて無いと思いますが、楽しめてないと感じちゃいますね…

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