「一晩中泣いた」人気ゲームの提供打ち切り、中国のファンから悲痛な声に「真っ赤な嘘」「安定したサービスは半ばあきらめるようなもの」

《記事内容》

香港(CNN) 中国で何百万人ものユーザーが、「ワールド・オブ・ウォークラフト(WoW)」などの人気ゲームにアクセスできなくなった

20年にわたって中国でこうしたゲームを提供してきた米ブリザード・エンターテインメントは、現地時間の24日午前0時、中国でのサービスを打ち切った。長年のパートナーだった中国のゲーム大手ネットイーズとのライセンス契約が期限切れを迎えた

WoWは中世の世界「アゼロス」を舞台として、モンスターと戦いながら冒険を楽しめるゲーム。中国を含めて世界中のファンが、このゲームと共に成長してきた。しかし今回の打ち切りに対し、中国のSNSでは信じられないという声が飛び交っている。

「目が覚めてもまだ受け入れられない」。中国のSNS大手ウェイボー(微博)に24日、そう書き込んだユーザーは「ゲームがつながらなくなってしまったので、寝ながら一晩中泣き続けた。授業中に泣いている夢を見た」と打ち明けた。

別のユーザーはWoWを「自分の最初の恋人」と形容し、「どうしても忘れられない」と書き込んでいる。

中国でのサービス打ち切りは、米アクティビジョン・ブリザード傘下のブリザード・エンターテインメントと、ネットイーズの争いが原因だった。

外国企業が中国でゲームサービスを展開するためには現地のパートナーと組む必要がある。しかし2022年11月、ブリザードとネットイーズは、23年1月で期限が切れるライセンス契約を更新しないと発表した。

08年以来の同契約の対象には、WoWのほかにも「ハースストーン」「ディアブロIII」など、ブリザードの人気ゲームが含まれていた。両社はそれぞれの声明で、重要な条件について新たな合意に至ることができなかったと説明したが、詳細は明らかにしていない。

ブリザードは今月17日、現在の契約の6カ月延長に関してネットイーズに協力を求めたと発表。ゲーマーとしての個人的感情や、中国のプレーヤーから寄せられた苛(いら)立ちの声を理由として、ファンがゲームを継続できるようにしたいとネットイーズに申し入れたと説明した。

しかし「残念ながら、先週改めて話し合いを行ったが、ネットイーズは契約延長に向けた我々の提案を受け入れなかった」とブリザードは述べている。

これに対してネットイーズは先週、ブリザードの「突然の声明」によって不意打ちされたと反論した。ブリザードの提案は「言語道断で不適切かつ理不尽」だとネットイーズは訴え、ブリザードが既に中国国内で新しいパートナー探しを始めていることから、ネットイーズが「不公正な」立場に立たされていると強調した。


両社は14年にわたる提携の中で、別の契約に基づいて人気ゲーム「ディアブロ・イモータル」の共同開発と提供を行っている。ネットイーズは昨年11月、この協力関係は継続すると発表した。

WoWについて、ブリザードは昨年12月、契約の終了に伴い新しいパートナーを探していると発表。ユーザーに対しては、これまでのゲーム履歴はバックアップを取ることができ、全ての進展を確実に保存できると説明していた。

中国でのサービス終了をめぐっては、中国のネットイーズ幹部も23日、リンクトインへの投稿で、自分はかつてのウォークラフトやディアブロなどのゲームと共に育ったと回想。「今日、サーバーが停止するのはあまりにも悲しい。今後どう展開するかは分からない。最大の犠牲者は、この世界に生きて呼吸している中国のプレーヤーだ」と指摘した。

詳細内容(出典:CNN.co.jp様)


ネットでの反応


今の共産党はゲームを含めたカルチャーに否定的だからね。 多様化を全否定して文革でも始めようとしてるのかと言われてるし。 何でも内製化したいのだろうね。 若年層失業率も20%弱で大卒者も百万単位で余ってる。 日本以上の氷河期世代が中国を襲ってるし、そりゃ若い人も逃げ出すはずだよ。


如何なる契約更新の問題点があったのかは知る由もないが、中国国内のユーザーはネットイース社を恨むか、海外移住を進めるかするほかないでしょう。 中国民間企業が国営企業へ取り込まれていく事が進行中の中国において、海外企業が中国とのビジネスを継続するのはとても困難な時代になったと言う事です。


中国SNSを見ていればわかるが、「一晩中泣いていた」は真っ赤な嘘。「煽りや炎上に興じていた」方が適切。 そもそも数ヶ月前からNetEase(網易)が大型掲示板やチャットアプリなどのグループで「Blizzardが貪欲すぎたせいでサービス停止になった」や「アメリカの資本主義に屈してはいけない(当初契約条件を飲んだことを棚に上げて)」などとブリのネガキャンを立ち上げ、中国のプレイヤーもそれに加担。 また、契約に則った解約にも関わらず、NEの重役らも自身のプライベートのSNS垢で「責任は全部鰤にある」と責任を一方的に押し付け、CCP並みの逆ギレを披露。 なお、NEは数年前からブリのWorld of Warcraft をパクり、自ら『逆水寒(ニーシュイハン)』というMMOを開発、運営している。今回の破談も、彼らにとって膨大なWoWのユーザーベースを逆水寒にひったくる絶好のチャンスでもある。


中国は基本自国民が海外から影響受けたり海外のサービスを使うことに否定的だからね 企業独断の判断か裏で共産党から横やりが入ったのかは分からないけど 中国で生きるって言うことは中国以外の国からの安定したサービスを半ばあきらめるようなもの


真実がどうあれずっとプレイしてきたゲームにアクセス出来ないのは辛いですよね…
それがサ終でなければ尚更

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